【トランペット】クラシックとポップスの吹き方の違い

音源のようにかっこよく吹けない

吹奏楽では、定期演奏会などでポップスを吹く機会があると思います。
その時に、自分達と音源がかけ離れすぎてなんかかっこよく吹けない。。
こんな経験をしたことがありませんか?

音域はもちろん。音のしゃくり方とかダウンとか。何かが違う。。
僕も高校時代にたくさん悩みました。
では、具体的に何が違うのでしょうか?


ニュアンスが違う

一番違うのはニュアンスだと思います。

クラシックの音は、

音のおしりが、減衰します。

ポップスでは、減衰させずに舌で止めるのが基本となります。

そして、アタックの強さ、アクセントの位置の違い、タンギングの発音の種類も増えます。
また、ポップスの譜面には細かいアクセントやスラーの位置などのニュアンスが書いてないことが多いです。

これらのニュアンスには、ある程度法則があるので、コミュニティでお話ししていきます!

楽器の基本奏法は一緒

上に書いたニュアンスの部分が大きく違う為、意外に思うかもしれませんが、
トランペットで音を出すという基本的な奏法はクラシックと変わりません。

しかし、ビブラートの仕方、シェイク、ターン、グリスアップ、グリスダウン、しゃくり、ハーフタンギングなど、たくさんの奏法が増えます!

使用楽器が違う

これは特に高い音に関してですが、楽器のセッティングは高い音が出やすい仕様を使ってる場合があります!

もちろんクラシックと同じような仕様で高い音を吹いている人もいます。

具体的には楽器をジャズのモデルにしたり、マウスピースの大きさが違うことが多いです。
小さくて浅いマウスピースを使うと高い音がでやすくなるとされています。

ただ、「高い音が出やすいマウスピース」なんて言うとトランペット奏者にとってはとても惹かれるキーワードだとは思いますが、
小さいマウスピースは、音色なども変わりやすく、クラシックにはあまり向かないのと、一般的にクラシックで使用されるサイズのマウスピースより使いこなすのが難しいです。
吹奏楽で必要な音域あたりでマウスピースを変えて高音を出すのはリスクが大きいので、安易に変えるのはやめましょう。


クラシック吹きがポップスを吹くには


コピーする

手っ取り早いのは音源のすべてを真似することです。
アタックやタンギングの質、ビブラートのかけ方、音の切り方、しゃくり方など、細かく聴いてコピーしてみましょう。

具体的な練習法

ここでは基礎練習の仕方を考えてみます。

①出しやすい音で4分音符を一小節吹いてみましょう。

クラシックだけを練習してきた人が突破できない一番の難関は、

ターターターター
と吹きたいのに、
ターンターンターンターン

と次の音にいく直前に減衰してしまうところです。

ここで難しいのは自分では音が減衰しているのに気がつかないというところ。
やはり、レッスンなどで聞いてもらうのがベストです。友達に聞いてもらったり、録音して自分で客観的に聞くのも有効です。

②次に8分音符で一小節吹いてみましょう。

ここでも減衰しないように気を付けてください。

それができたら、裏拍だけにアクセントをつけてみましょう。

一つ一つの音がなるべく減衰しないように気を付けてください。

アクセントが目立ちやすいように表拍はメゾピアノくらいで練習してみてください。

スイングの場合はリズムをスイングにして同じ練習をしてみてください。

スイングにした時も、
タンタタンタと頭アクセント・毎回減衰してしまうと一気にカッコ悪くなるので、気をつけましょう。


大事なこと

ずっとクラシックだけを練習してきた人が特に体に入らないのが、
①の減衰しないということ、
②の裏拍にアクセントするということ

です。
なんとなく音源の雰囲気を真似するだけでも良いですが、こういう基礎をやるともっと本格的に吹けるようになると思います!

当サイトコミュニティでできること

当コミュニティでは、クラシックとポップスの吹き分けが出来るようになるためのステップ動画を配信予定です。

その中で、練習するための楽譜がダウンロード出来ます。
また、見本の演奏も収録し、プレーヤーと交互に吹けるようにしたり、練習しやすいプログラムにしていきたいと思っています!

もう少し本格的にポップスが吹けるようになりたいと思っている方は是非お問い合わせください!

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