【トランペット】変え指について

トランペットの運指について、教本などにメイン指の使いが乗っていると思いますが、ケースにより色々な運指を使い分けることで、よりスムーズに演奏をすることができます。

僕も楽器や音域、難しい指使いの時に変え指を使用します。

この記事ではどんな時に変え指を使うのか。
具体的に考えていきたいと思います。


音程

一番多いのが、音程を合わせるための変え指だと思います。
僕が主に変え指を使うのは、


チューニングB♭の下のミとラ

上からその音に下がってきた時に高くなることがあるので、通常の1,2番の運指ではなく、3番を使うことがあります。


チューニングの上のミ♭とミ

C管の場合、低くなることがあるので、オクターブ下と同じ運指で取ることが多いです。


チューニングB♭の上のラ

ほとんどの楽器が高くなりやすい音です。
1,2番ではなく、3番を使う時があります。


その上のレ(実音high c)

1番では低くなることが多いので、普段から0番を使っています。



運指が難しい場合

早いパッセージなどで指が上手く回らないとき、変え指を使います。

主に1,2番の時に3番で代用、2,3番の時に1番で代用したりします。


リップスラーが難しい場合

16分音符などで、チューニングのB♭からドミソと上に上がる時、ミが上手くはまらないと、ミを1オクターブ下の指番号で(1,2)とったりします。

この様に同じ指使いが並んでいて、早いパッセージで音域が跳躍していくときなどは、積極的に変え指を使います。


音域

高音域になると、変え指を使った方が音があたりやすい場合があります。

主に、12番,23番のように抵抗が多い指使いの時に、出来るだけ抵抗が少ない指使いが楽な人と、

0番や1番、2番のように抵抗が少ない指使いの時に、出来るだけ抵抗を増やした指使いが楽な人がいるように思います。

基本的に高音域になると、色々な指使いで音が出るので、自分が吹きやすい運指を探すと良いと思います。

前に、上のソ(実音highF)より上は半音上の指使いが良いというのを聞いたことがありますがどうなんでしょう??

ちなみに僕はどちらかというと抵抗が少ない指使いを選びます!


その他


シェイク、リップトリルなど

シェイクの場合、特に下の方の音域では、出来るだけ管が長い指使いを使った方が、上手くいくことが多いと思いますので試してみてください!


同じ音が早く連続する場合

特にビックバンドの譜面で多い気がしますが、同じ音が連続しているが、タンギングしたくないような曲の場合、普通の運指と変え指を交互にして吹くことがあります。

わかりづらいと思うので、コミュニティの動画で説明します。



変え指の欠点 

変え指は便利ですが、音色が変わってしまうのが欠点。

一般的に分かりやすいのは、チューニングB♭の上のラ。
比較的音程が高くなりやすい音だから、3番でとったほうが楽なのですが、1,2番の時と音色が変わってしまいます。

そのため僕は、伸ばしの音や、キメの音では変え指をあまり使いません。
このようなときは、1番管や3番管を使い音程を調節します。

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