【トランペット】バルブオイル選び

このところオーケストラピットにいる時間が長く肩凝りがひどい日々です。。笑

しかし、尊敬するプレーヤーの方と演奏できるので毎日が勉強になり、とても充実しています。
1-1/2cでハイトーンを出しているのを聞いていると横でにやけてしまいます笑


今回はその方とも先日話題に上がったバルブオイルについてお話していきます!


バルブオイルは混ぜない


バルブオイルは、基本的に他のメーカーのものを混ぜないほうが良いとされています。
メーカーごとに使っている成分とかも少しづつ違うらしいのですが、
他メーカーのものを混ぜてしまうと各メーカーこだわっている良さを消しあってしまうということと、
科学的な細かいこととかはわからないのですが、他のバルブオイルと混ざると、固まって、動かなくなってしまうことがあります。

オイルを忘れて人に借りるときや、新しいオイルを試す時などは注意しましょう!


基本的に、元々楽器に塗ってあったものと別のメーカーのバルブオイルを使うときは、ピストンを洗うかしっかり拭き取る等、それまでのオイルが残っていない状態にしましょう!
ヤマハからオイルなどを拭き取る用の洗剤"オイルグリスクリーナー"というのも出ているみたいなので気になる方はチェックしてみてください!



バルブオイルの選び方


バルブオイルにはサラサラ系からねっとり系のものまであります。

基本は新しい楽器にはサラサラ系、古い楽器にはねっとり系が向いています。
古い楽器は少しづつ擦れて隙間が増えてきているので粒子の細かいサラサラ系のオイルよりも粒子の粗いねっとり系のオイルを使った方がピストンの動きが良くなり、安定する傾向にあります。
ピストンの調子が悪くなってきたなと思ったら、リペアに出す前にオイルをねっとり系に変えてみるのもいいかもしれません。

逆に、新しい楽器に始めから粒子の粗いねっとり系を使ってしまうと、ピストンの動きが悪くなってしまうこともあるので、新しい楽器にはサラサラ系のオイルがオススメです。
ただ、サラサラ系のオイルは楽器に留まりにくく、すぐに流れてしまうので、こまめに塗り直す必要があります。

基本を抑えたら、次は好み。
バルブオイルはピストンをスムーズに動かすだけでなく、音色も少しづつ変わってきます。

メーカーなどにより少しづつ変わってくるので一概には言えませんが、
サラサラ系は軽い吹きごごちで明るい音色になるイメージ
ねっとり系は重めで重厚感のある感じになるイメージです。


大学時代、bachの赤ベルを吹いていた時などはヘットマンのclassic(ねっとり系)が好きで使っていました。
当時、ヘットマン使うと音が良くなる!と音大生に大人気でした。


現在はPDQとアルキャス(どちらもサラサラ系)を使っています。

求められる音色的にもスタジオプレイヤーはサラサラ系を好んで使ってる人が多い気がします。


ヤマハ、ヘットマンなど色々なメーカーから
サラサラ系・ねっとり系とその間の3.4種類出しているところもあるので、自分にあったタイプのものを選んでみてください!


と言うことで、簡単ですがバルブオイルについて書いてみました!
まだ色々試したことがない人は是非試してみてください!

トランペット・トロンボーンレッスン

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