【トランペット】グロウ(growl)の仕方

グロウ(growl)とは?

グロウは、クラシックではあまり使われることはありませんが、トランペットやサックスなどで使われる特殊奏法のひとつです。


「8時だよ全員集合」等で使われていた「タブー」という曲をご存知でしょうか?
あの特徴的なメロディが、グロウという奏法を使って演奏したものです。


また、スイングガールズの映画で有名になった「sing sing sing」という曲の冒頭の部分にも、growlと書いてあることがあると思います。

グロウをしながら楽器を吹くことで、濁った?しゃがれた?味のある音を出すことができます。

トランペットでのグロウのやり方

出る音は、クラシックでも使うフラッターという奏法に似ています。
しかし、フラッターが舌でやる(巻き舌)のに対し、グロウは喉でやります。
そのため、フラッターをしながらテヌートタンギングをすることは難しいですが、グロウはテヌートタンギングをすることが可能です。

また、グロウ奏法は、プランジャーミュートを合わせて使用することが多いです。

声でやる

声でやるのが簡単です。
楽器を吹きながら声を出すことで、音を濁すことができます。
そのまま吹くと分かりにくいのですが、プランジャーミュートと組み合わせてみるとイメージがわきやすいと思います。

喉をふるわせる

喉をふるわせます。この記事を書くにあたり、喉のどの辺がふるえてるのかを鏡の前で検証してみたのですが、僕の場合は喉ちんこでした。
最初は少し難しいと思いますが、慣れると声を出しながら喉をふるわせるこどができます。

  1. まず楽器を持たず、「あー」と声を出してみてください。
  2. 声を出しながら少しずつ喉を閉じてみてください。
  3. 僕は喉ちんこに舌の根本を当てるイメージです。

フラッターでやる

グロウもフラッターも向き不向きがあるようで、なかなかできない人もいます。
グロウをフラッターで代用する場合は、出る音は少し違いますが、ニュアンスをきちんとつけたり、プランジャーミュートなどを使えば、ほぼ問題ないんじゃないかと思います!


以上、簡単にですがグロウについて説明してみました。また、詳しくはトランペットコミュニティで動画をアップしていきますね!
今回喉の動きを確認してみたときに、喉の動きがわかる動画も撮れたので、合わせてそれもアップしていこうと思いますのでお楽しみに!

※グロウについて動画更新済み

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