【トランペット】調子が悪い?楽器が壊れてる??楽器がおかしい時に確認するポイント

トランペットの音が出にくい。音程がとれないなど、調子が悪い日はありますよね?
そんなとき、自分の調子が悪いのか、楽器の調子が悪いのか。
分からなくなるときがあります。

この記事では、トランペットのよくあるトラブルを症状別にご紹介していきます!

いつもより息が入らない

ピストンの位置(向き)が合っていない

これは一番よくやりがちなミスです。

ピストンの位置が合っていないと音が出ません。
バルブオイルを塗るときは、ピストンの向きと順番に気をつけていれましょう。
また、ピストンを元通りセットし終わったあとに、3つのピストンをそれぞれを押して、楽器に息が入るか確認しましょう。

物がつまっている

楽器ケースにいろんな物を入れておくと、いつの間にか楽器のなかに入ってしまうことがあります。

  • ​まず楽器のチューニング管などを取ってパイプのなかや、ベルのを覗いてみてください。なにも異変がない場合、
  • ​楽器からマウスピースを取って、マウスパイプをくわえてそーっと息を入れてみてください。息がすんなり入る場合は、思いっきり息を入れてみてください。3つのピストン、それぞれ押しながらやってみてください。(この場合は息を吹き込んでいる途中でピストンを動かさないようにしましょう。)
  • ​全ての管や部品をばらして、水を通してみましょう。通せるところはスワブを通してみてください。
なにかしら、物が詰まっているときは、ある程度発見できると思います。


ピストンの動きが悪い

これはよくあるトラブルですよね。
ピストンの調子が悪くなってきたときは、

  • オイルが足りてない
  • 違うメーカーのオイルをまぜてしまった
  • 汚れ
  • 異物
  • 歪み

などが考えられます。

①まずバルブオイルをつけましょう!

②それでもなおらない場合、ピストンを取り出し、汚れなどが付着していないか確認してみます。

③できれば、パッと洗って、水気を拭き取り、バルブオイルをつけましょう。

それでもなおらない場合、傷がある場合、曲がっている場合は楽器屋さんに行きましょう。
他に、バルブオイルを変えると良くなることもあります!

ピストンの異音

ピストンを押したときや、放したときに鳴る異音は、ほとんどの場合、どこかのネジが緩んでいます。
まずは以下の部分が緩んでいないか確認し、きちんと締めてみてください。

  • ピストンキャップ
  • ピストンの上のボタンの部分
  • ピストンの中のネジ(バネが入っているところ)
  • マウスピースがきちんとはまっているか

主にカチカチ音が鳴る原因はこれらの部分の緩みですが、これ以外にも楽器にあるネジを片っ端から緩んでないか確認してみてください。
ピストン周りと3番トリガーの周辺などは特にネジや細かい部品が多い部分なので、確認してみてください。
(唾抜きのバネを固定するネジはよっぽど緩んでない限りは気にしなくて大丈夫です)

カチカチと鳴る異音はこれらで大体解決するはずです。
また、一見締まっているように感じるのにカチカチ音が鳴ってしまう場合は、ネジの一部が凹んだり歪んだりしている可能性があります。そのような場合は楽器屋さんへ行きましょう。

次にシャカシャカ鳴る異音です。
これについては、
ピストンの中のバネ
の影響が大きいです。

正常でもある程度シャカシャカしてしまう楽器もあります。
ただ、1番ピストンだけシャカシャカする。
など、ピストンによって異音のムラがあるときは、ピストンの中のバネを確認してみてください。
異音のするピストンのバネだけ上下逆さまになっていませんか?
一見、バネの向きなんて関係なさそうに見えますが、上下があるようです。

また、マウスピースがきちんとはまっていない場合もシャカシャカしたような音が鳴ることがあります。

音が変になった

これに関しては一番大きいのは楽器を吹く本人のコンディションですが、なんか調子が悪いときは、一度楽器を確認してみましょう。

楽器が壊れている状態でそのまま練習していると、さらに調子が崩れていってしまいます。

凹み

まず凹みをチェックしましょう。
ベルに近い、管の太い部分の多少の凹みはそんなに影響がないのですが、細いところが凹むと吹きにくくなることがあります。

細いところが凹んでしまって吹きにくくなっているときは、修理に出しましょう。
これはマウスピースに関しても同じことです。

また、前からあった凹みだとしても、汚れなどが溜まることで、時間が経ってから影響を感じることもあります。

息漏れ

楽器に穴が空いていることもあり得なくはありません!
古い楽器をお使いの場合、その辺もチェックが必要です。
特に、メッキやラッカーが剥がれてきている場合は気を付けてください!

マニキュアなどで穴をふさいで吹いたりしている人をみたことがありますが、楽器屋さんへ持っていきましょう!

唾抜き

これも息漏れに関係してきますが、唾抜きについているコルクやゴム、バネは消耗品です。
コルクの場合は長く使っていると、だんだん削れていってしまいます。
また、ゴムの場合は、ゴムが固くなってきます。
そして、バネは折れたりすることがあります。唾抜きが緩い場合は折れてないか確認してください。

これらは、息漏れや、吹きにくさの原因になり得ます。消耗品なので楽器屋さんなどでは簡単に手が入りますし、とりつけも難しくは
ないのでまめにチェックしておきましょう。

また、音色にこだわりたければ、唾抜きのバネのところのネジも、閉め具合を変えることで音が変わります。

汚れ

汚れが溜まっていて、どこかにつまってしまうと、音に影響がでてしまう可能性があります。
まずは定期的にしっかりと洗いましょう!

また、日頃のケアで汚れかたを少なくできます!
毎日吹き終わったあとに、楽器の中の水を抜く。(1,2,3トリガーの辺りも)
スワブを毎日通すこと。
この二点に気を付けていれば、通常よりは楽器が汚れにくくなります!


管の共鳴音

吹いている時にジーって鳴ることがあります。
特に低音域や、特定の音になると異音がする場合は、管が共鳴して音が出ている可能性があります。

まず両手で正しく楽器を持っていますか??
左手の親指を1番トリガーにかけていないと、共鳴してこのような音が出ることがあります。

正しく持っていても音が鳴る場合は、気になるのであれば、どこが共鳴しているのかを見つけましょう。

  • ​右手だけで楽器を吹いてください。
  • 色んな指使いを試して、ジーって鳴る音を探します!
  • ジーって鳴らしながら、左手で管の色んな部分を抑えます。特に1番トリガー周辺が原因な事が多いです。
ジーって鳴らなくなるポイントがありませんか?
それが、共鳴のしているポイントです。
もし、近くにネジ式になっているパーツが合ったら、緩んだり歪んだりしていないか確認してください。(楽器の中も)

また、トリガーの場合は、グリスやオイルを、固めのものに変えることで共鳴が抑えられる可能性があります。

共鳴してしまうのは故障では無いことか多いので、無理して抑えなくても良いと思います!
固めのグリスなどを使うと吹奏感が変わってしまうことがあります。

ハンダが外れそうな場合などは楽器屋さんに持っていってください!

音が当たりにくい

上記の「音が変になった時」と同じように、凹み、息漏れ、唾抜き、汚れを確認してください。

ピストンの高さ

楽器を長いこと使っている場合、ピストンキャップのところのフェルトが薄くなって来てしまい、ピストンの高さが楽器と少しずれてきたりします。

これはフェルトを変えることで少し戻せますが、完全に高さを揃えることは自分ではできません。

そこにこだわりたい場合、ボブリーブスでは、バルブアライメントをしてくれます。
ここでは詳しい説明は省きますが、気になる方は調べてみてください!

音が暗い

楽器に汚れがたまると音が暗くなりやすい気がします!
特にギャップの部分は大きく影響が出るため、常にきれいにしておきましょう。

ギャップとはマウスピースを楽器にさしたときのマウスピースの先端と、楽器の段差との距離のことで、この楽器の段差の部分が汚れていると音色に影響が出ます。

当サイトのトランペットコミュニティのご紹介

  • ​近くにレッスンを受けれる場所がない
  • レッスンを受ける時間がない
  • 他の人より上手くなりたい
  • ポップスが吹けるようになりたい
こんな方向けに、トランペットコミュニティを運営しています。

トランペットコミュニティでは、
​現役で活躍中のプロが毎月レクチャー動画の配信をしています。
楽器の始め方からセミプロ向けな内容まで、幅広いレクチャーの動画を用意しています。
プロと一緒に交互に練習できる基礎練習動画がついてきます。
トランペットの上達には、自分より上手い人と吹くことが大事です!!
基礎練習、リップスラーやタンギング、高音域のトレーニングなどの練習動画を用意しています。
クリックや楽譜もついていますので、いつでもプロと一緒に練習することができます。
いつでも、どこでも、何回でも質問することができます
コミュニティに入っていればいつでも、どこでもトランペットについての相談をすることができます。
また、配信動画や、一緒に練習できる動画についても、内容のリクエストを受け付けています。
プロフィール↓
ホームページ↓

トランペット・トロンボーンレッスン

現在プロで活動している音楽家達で立ち上げたレッスンサイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000