【トランペットレッスン】初心者の早いうちに高い音を

今回の記事では、僕のレッスン方針の1つ。

【楽器をはじめて間もない初心者うちに高い音を習得する】


についてお話したいと思います。

筆者プロフィール

下の動画は、このレッスン教室の企画で、2020年1/28 からレッスンしている初心者の生徒さんです。

動画作成の時点で2か月くらい。現在は4/12ですが、この動画の上のファぐらいまででるようになってきています。

一般的に初心者は楽な音域を安定させることからはじめる


一般的なレッスンで、楽器を持ったその日に音域を広げるトレーニングはあまりしないと思います。

それは早い時期に高い音を練習するリスクがあると考えるからです。


僕自身そのリスクについては同じ考えです。

初心者のうちに音が安定しないまま音域を広げていくと、音が安定するのがかなり遅くなるかもしれませんし、音をピーと細く吹いてしまう癖がついてしまいます。


このような考え方からまず音域を広げることより、音をちゃんと伸ばせるアンブシュアをみつけていきます。

多くのレッスンでこのようにすると思いますが、僕は考え方が違います。



まず安定より音域


トランペットにおいて一番難しいのが【音域を広げること】だと思っています。


初心者が安定した音が出せるようになったとしても、

上手くなっていく過程で、さらに音域を広げるのにアンブシュアを変えていかなければならない可能性があります。

実際ある程度吹けるようになってからのアンブシュア変更はものすごく大変で、相当な努力と精神力がいります。


僕のレッスンではそれを最初にやってしまう。初心者のうちから高い音がでるアンブシュアを見つけてしまおう。というレッスン方針です。



初心者のうちから音域を広げるトランペットレッスンのリスク


冒頭で、初心者のうちから音域を広げるのはリスクがあるとお話ししました。


音が安定するのが遅くなる可能性はあります、そして上の音域を練習することで音が細かくなりやすいと思います。


僕のレッスンでは、音の安定に関しては二の次です。音を安定させるのはあとからでも比較的簡単にできます。

上の動画の生徒さんも上の音域がもう少し安定してきたら、音を安定させるレッスンに比重を置きます。


また、音が細かくなりやすいという問題に関しては、むしろそれで良いと考えています。


僕の個人的な考えですが、


アパチュアが大きく、がさつな音で大きく鳴らせるようになるより、

アパチュアがタイトで、音は細かくても音域が広くコントロールができるほうが、


その先の上達が簡単だと思います。


初心者が音域を広げるもう一つのリスク


最初から音域を広げていくレッスンにはもう一つリスクがあります。



高い音を探ると変なアンブシュアになりやすい


ということです。これはもっと上級者でもそうですが、ハイトーンの練習、特にビックバンドで使うような音域は、極端なアンブシュアになってしまいがちです。


これは一番危険で、高い音しか吹けなくなったり、全くコントロールが効かなくなってしまったりします。

これは本人の練習量の問題とかではなくアンブシュアの問題です。


変なアンブシュアで練習していると、上達するのが極端に遅くなります。


逆に言うと、良いアンブシュアを最初に見つけられれば上達は早くできるということです。



僕のレッスンではこまめに練習の記録動画を送ってもらいアドバイスをしています。


それにより、このような極端なアンブシュアにならないようにチェックしています。


今の生徒さんも、よくありがちなハイトーンを吹く人に多いアンブシュアをするようになってきました。これは極端にやると良くない。というか危険なのですが、僕がこまめにチェックすることで、ちょうどいいバランスのアンブシュアを保っていると思います。



最初からピッコロトランペットからはじめるといい??


これは、確証はないのですが、楽器を始めて早いうちにピッコロトランペットの練習をしたほうが上達が早くなるのでは??

と思っています。


理由は、僕の憧れるプレーヤーにそういう経験をしている人がいたことと、

必然的に音域を広げる練習になるからです。


ピッコロトランペットは、普通のトランペットよりオクターブ上の音しかでません。

なので、高い音を、『高いっ』と意識しすぎることなくチャレンジできると思います。

さらに奏法的にも、その先に上達しやすい奏法になるのではないかなと思っています。


これは試したことがないので、なんとも言えませんが。。



裏返ってでも、音が出ればこっちのもの

トランペットの高い音に関して、


【高い音がでるイメージ】


がないと、音域は伸びていかないと思います。

そのため、最初は細かい裏返っている音で良いので出すように指導をしています。

いくら、細かくて実用的でなくても、その音域がカスリさえすれば、その先しっかり音が出せるようになる可能性があります。



Melodyでのトランペットレッスン 

今回は僕のレッスン方針の一つである、初心者のうちに音域を広げる。ということについて書いてみました。

レッスン方針は人により色々で、僕はあんまり普通とは言えないかもしれません。。


このサイト、Melodyは、対面レッスンやオンラインコミュニティがあり、オンラインコミュニティのなかでは、月額3000円で僕のオンラインレッスンが受け放題になっています。


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