【トランペット】唇の反応をよくする練習

トランペットで音を出す時、音の立ち上がりの反応が良いほうが良いです。

息を入れるのと音がでるタイミングの差をできるだけ無くし、強くタンギングをしなくてもハッキリとした音を出せるようにしましょう。

後圧し

タンギングの反応が悪い人でありがちなのが後圧しです。
音の立ち上がりがちゃんと鳴らず、後から息が入るため後圧しになってしまいます。

また、タンギングの反応は良くても、フレーズなどの歌いかたを突き詰めるあまり、後圧しになるケースはよくあります。
基本的に後圧しはよくないので、よっぽどこだわりがない限り修正したほうがいいと思います。


音の立ち上がりの音程

試しに、タンギングを16分音符で一小節くらい吹きながら、チューナーを見てください。
この時に通常の伸ばしの音より音程が下がっていませんか?

このようにタンギングした瞬間の音程が低いのも唇の反応が悪いか、圧力不足だと思います。

pp(ピアニシモ)でのタンギングがしにくい

ピアニシモでの演奏はとても難しいですが、立ち上がりの反応が悪い人は特に苦手と感じるはずです。

僕自身もピアニシモが苦手で、低い音のメロディでppと譜面に書いてあったりすると嫌です笑

しかし、簡単な奏法の変化で少し解決しました。


立ち上がりの反応をよくする練習

小さい音での音だし

まずは練習あるのみです。
もし、音の立ち上がりに悩んでいて、いつも音だしを大音量でしている人は(昔の自分です笑)、小さい音での音だしにチャレンジしてみてください。

僕自身、最近やったミュージカルで1ヶ月間、毎日一時間、小さい音での音だしをしたら、アンブシュアも整い、色々なことが吹きやすくなりました。

音だしの内容

音だしの内容も立ち上がりの反応を良くすることを意識したものにします。

僕の場合は、基本的にロングトーンなどではなく、タンギング練習がメインです。

ノータンギングの練習
タンギングの練習
タンギングで音階
タンギング跳躍

これらをできるだけ小さい音で音の立ち上がりや、できるだけ音によってのムラがないように意識してやりました。

奏法を考える

このような練習で改善していけば一番良いですがなかなか改善しない場合は奏法を考えてみるのも良いかもしれません。

タンギングの動作

タンギングをするときの舌の動きや顎の動きを確認してみてください。
できるだけ無駄のない動作にすることで改善できるかもしれません。

タンギングするときの舌の動きをできるだけ少なくし、タンギングするごとに顎や楽器が動いてしまう場合はできるだけ抑えてやってみてください。

アンブシュアを確認

ボブリーブスなど、リムがとれるものは、リムだけで吹くことで、アンブシュアを確認することができます。
リムの内部は鋭利な刃物のように切れるので、指などを突っ込まないようにしてください!
またビジュアライザーなどでも確認できます。

上下の唇が重なっていないかチェックしてみてください。
必ずしも重なっているのが悪いというわけではありません。
僕の場合は重なっているのを治したら反応がよくなりました!


とりあえず毎日少しでも小さい音での練習を心がけてみてください!
小さい音での練習は効率よく吹くことにも繋がるので、音色的にもよい方向に効果があるはずです!

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