【トランペット初心者レッスン】音がこもってしまうときの解決法

筆者プロフィール

現在、この音楽教室(Melody)の企画で62歳初心者の方のレッスンをしています。

2020年1月末からレッスンを始め、現在2か月半くらいです。

このところ、コロナウィルスの影響で対面でのレッスンできていませんが、、

オンラインではレッスンしています。


僕のレッスン方針、【初心者のうちに音域を広げる】を実践してもらっているので、音域は2オクターブ以上でるようになってきています。

調子がいいとトランペットの上のファぐらいまででるようです。


しかし、音がこもっています。ここからは音の安定と、音色の改善を目指してレッスンしていきます。



音のこもりがとれると上手く聞こえる

技術的に上達してきて、曲などが吹けてきたり、難しいパッセージが吹けるようになってきても、音がこもっていると実際より下手に聞こえてしまいます。

しかし、音が良いと、実際のレベルよりも上手く聞こえます。


では実際どうしたらいいのか。

以前、綺麗な音を出すにはどうしたらいいのか?

という記事を書きました。

そちらも参考にしてみてください。


音のこもりをとるには

上の「綺麗な音を出すにはどうしたらいいのか?」という記事では、イメージの話をしました。イメージで解決できるならそれが一番いいと思います。


ここではもう少し具体的に説明してみたいと思います。


唇や、口周りの筋肉の動きは厳密には僕にはわかりませんが、音がこもってしまう人の多くは「しめすぎ」が原因だと思います。

まず下の下手くそな絵を見てください。

分かりますか??これは唇をマウスピースに当てた時の絵です。

通常トランペットを吹くときは、下の絵のように、唇の上下の筋肉を使います。

緑の矢印の方向で力が入ると思いますが、まず、しめすぎない事。

それでも改善しない場合、下図のようにアパチュアを少し開くイメージをもって吹いてみてください。

リム内の緑の矢印ですが、実際、唇には筋肉が無いため、リム内の矢印はリム外の筋肉の力です。僕は下図の外側を向いている矢印のところらへんの筋肉を使っている気がします。

矢印の場所は、正確ではありませんし、実際には人それぞれだと思います。

また、下図は横から見た図です。


唇のアパチュアの部分、息の入る所らへんに緑の矢印があります。

唇が息の圧で前に出されるのを防ぐ力です。

この力は実際ほとんど意識しないで吹いている人も多いと思いますが、音がこもってしまう場合はこの力もすこし意識してみるといいと思います。


これらの力の動きは厳密には僕にもわかりませんし、人それぞれです。

そして、かなり繊細な力加減なので、いろいろ試してみてください。


すぐには改善しない

今回の生徒さんもそうですが、一回のレッスンや、この記事を読んでいただいたからといって速攻音のこもりがとれるようにはなりません。

普段の練習で、音のこもりをなくす意識が大切です。

また、理想の音のイメージを持つことが大事で、これがないといつまでたってもこもりがとれなかったりしますので、好きなトランペットプレーヤーを見つけてたくさん聞いて音のイメージを作ってみてください。



Melody音楽教室について

この音楽教室はプロの演奏家数人で集まって立ち上げた音楽教室です。

かなりアットホームな音楽教室で、対面レッスンとオンラインレッスンがあります。

詳しくは以下のリンクをご覧ください。

トランペット・トロンボーンレッスン

現在プロで活動している音楽家達で立ち上げたレッスンサイトです。

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