【トランペットレッスン】初心者脱出!上手くなる4つのポイント
今回の記事では初級者から脱出するためのポイントについてお話しします。
ここでは、
【上手く聞こえさせる】ということに重点をおいて説明します。
以下の4つのポイントを実践できれば、ワンランク上の演奏にすることができます。
①出だし
まず、出だしの音を外さないようにする。
これが一番難しいのですが、練習しかありません。
音が当たったら今度はそのクオリティをあげます。
音が出る瞬間のクオリティにとことんこだわってみてください。
息の量とタンギングの強さのバランス。
・息が弱くてタンギングが強すぎる。
・息が強くてタンギングが弱すぎる。
タンギングの質。
タンギングした瞬間の発音を良く聞いてみてください。
・ハッキリしない。(ターではなく、トゥワーンのように立ち上がりが悪い)
・タイトでなく、ボサッとした音になってしまう。
これらの場合、上手く聞こえにくくなってしまいます。
簡単にはいきませんが、意識して練習することで変わっていきます。
②音をまっすぐのばす
まず、音が震えないようにする。
そして曲などで一つ一つの音をまっすぐ吹けるようにしましょう。
例えば、「ソードー」と音が下がるメロディの時に、ソを伸ばしている間に音程が下がっていかない事。
「ソ」の音を音が変わる直前までまっすぐ伸ばすことが大事です。
③ビブラート
ビブラートは初心者のうちはあまり教えない先生が多いです。
僕は理由があって初心者のうちからビブラートを教えることにしていますが、もしレッスンなどについている場合は先生の方針に従ってください。
ビブラートを初心者のうちに教えないのは、「癖がつきやすい」という理由が多いと思います。
実際ビブラートがかかっていると少し上手く聞こえるので、
早いうちに覚えるとなんでもかんでもビブラートしてしまう癖がついてしまいます。
基礎練習ではビブラートは禁止。(ビブラートの練習時を除く)
また、ビブラートをしてはいけない曲などもあるので、ビブラートを自由にコントロールすることが大事です。
ビブラートはいくつかやりかたがありますが、最初に覚えるのは基本的なビブラートのやりかたである、顎でかけるビブラートが良いと思います。詳しくは、コミュニティで説明していますが、顎を「あうあう」と上下に動かします。
ビブラートをマスターするとかなり上手く聞こえると思います。
④音の切り
音の切りも大事です。
クラシックの場合とジャズの場合では音の処理の仕方が違うことがありますが、どちらにしてもちゃんと音の処理には気を使いましょう。
どちらにしても、
「パーン」
と自然に消えることができるようにしましょう。
ピアノの鍵盤をポンと叩いた時の自然に消えていくイメージです。
ジャズでは音を舌で止めたりする事も多いですが、これはトランペットを吹く基本になるものなのでマスターしておきましょう。
さいごに
ここでは音楽的なことにはふれませんでしたし、まだまだたくさんポイントはあるのですが、今回はできるだけシンプルにまとめてみました。
一生懸命基礎練習を積み重ねたり、一生懸命曲の練習をすることは大事です。
どうやったら楽器が上手く吹けるのか。考えて練習することで楽器のスキルはつけることができます。
ハイトーンが出る、指が回る、タンギングが速いなど、どんなに技術があっても上手く聞こえさせるのが下手だと、残念な演奏になっしまいます。
どうやったら上手く聞こえるのか??ということにも注目して練習してみてください。
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